「配列中の、指定した行(列)を丸ごと削除したい。」
pythonでデータ整理を行っていると、このような状況にでくわすことがあるのではないでしょうか?
この記事では、このような状況を一瞬で解決できる
np.deleteの使い方を解説しています。
初心者向けに事例を交えて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは早速やっていきます!
np.deleteの使い方
numpyで指定した行or列を削除するためには、np.deleteというスキルを活用します。
np.deleteの基本的な使い方は以下の通りです。
◆np.deleteの使い方
変数=np.delete(A,B,C)
〇変数:処理後の配列の名前
〇A:処理対象となる配列名
〇B:何行目(何列目)を削除するか
〇C:0 or 1 ⇒0:行を削除 1:列を削除
※Bで指定する行(列)は一行目を0として考えますのでご注意ください。また、ここでの指定は複数まとめてでも可能です。やり方は後程説明します。
とはいえ、これだけではイメージがわかないと思いますので、実際の使用例を見ていきましょう。
np.deleteの使用例
以下の画像が実際にnp.deleteをある行列に適用したときの結果になります。
※今回はanacondaプロンプト上でpythonを起動して操作した際の画面をご紹介します。
それでは実行サンプルの紹介に移ります。
サンプル①:指定した1行を削除する
以下のnp.deleteの基本的な使いかたに当てはめてみると、このサンプルでは、ベースとなる配列の2行目を削除しろ、という命令を行っています。
◆np.deleteの使い方
変数=np.delete(A,B,C)
〇変数:処理後の配列の名前
〇A:処理対象となる配列名
〇B:何行目(何列目)を削除するか(0=1番目)
〇C:0 or 1 ⇒0:行を削除 1:列を削除
出力された結果を見ると、しっかりベースとなる配列から2行目が取り除かれていますね。
サンプル②:指定した複数行を削除する
複数行削除する場合でも基本は同じです。
以下のBの項目で指定する行を[*,*]という形で複数指定してあげるだけです。
◆np.deleteの使い方
変数=np.delete(A,B,C)
〇変数:処理後の配列の名前
〇A:処理対象となる配列名
〇B:何行目(何列目)を削除するか(0=1番目)
〇C:0 or 1 ⇒0:行を削除 1:列を削除
出力された結果を見ると、しっかりベースとなる配列から2行目と4行目が取り除かれていますね。
サンプル③:指定した1列を削除する
基本的には先ほど説明した行を削除するパターンから、以下のCの項目を0から1に書き換えただけです。
これで列を削除しろ!という命令に変わります。
◆np.deleteの使い方
変数=np.delete(A,B,C)
〇変数:処理後の配列の名前
〇A:処理対象となる配列名
〇B:何行目(何列目)を削除するか(0=1番目)
〇C:0 or 1 ⇒0:行を削除 1:列を削除
出力結果を見ていただくと、しっかり2列目が削除されていますね。
サンプル④:指定した複数列を削除する
ここまで真面目に読んだ人にとってもはや説明不要でしょう。
結果をさらっとご確認ください。
おわりに
というわけで今回はpythonのnumpyを使って、配列の指定した行(列)をまるごと削除する方法をご紹介しました。
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