〇取引先の社名が変わった
〇社内の役職名が変わった
⇒これまで作ったエクセルシートの情報も書き換えないといけない!
仕事でエクセルを使っているとこのような状況に出くわすこともあるのではないでしょうか。
一つ一つのセルに該当する情報があるのかを探し
セルをダブルクリック、
該当の文字を書き換える。
なんてゆう面倒な作業をしている方は多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな作業を一瞬で終わらせる方法をご紹介します。
特別なプログラミングスキルは必要なく、もともとエクセルに組み込まれているものを利用するだけです。
是非このスキルをマスターし、日々の業務を効率化していきましょう。
それでは早速やっていきます。
文字列書き換えスキル【SUBSTITUTE】
エクセルには様々な関数が組み込まれていることはご存じかと思いますが、その中に、セルの中の文字列に指定した文字が含まれているかを探索し、さらにその文字を別の指定した文字に書き換えるという関数が存在しています。
文字列書き換え関数:SUBSTITUTE
SUBSTITUTEは日本語に直すと置き換えるという意味があります。
ある文字列を別の文字に置き換えるという意味ですね。
以降はこのSUBSTITUTE関数の使い方を詳細解説していきます。
SUBSTITUTEの使い方
=SUBSTITUTE(【文字列】,”検索文字列”,”置き換え文字列”)
たったのこれだけ!非常に簡単!
次は実際の使用例を見てみましょう!
実際の使用例
題材としては以前、大企業の社長の出身大学を調査したときに作ったエクセルファイルを使っていきます。
今回はA列の【各社名 社長】をSUBSTITUTE関数で変換し、B列に【各社名 会長】と記入してみます。
というわけで早速やってみます。
B1セルに
=SUBSTITUTE(A1,”社長”,”会長”)
と記入します。たったのこれだけ。
さらにA1セルをB列すべてにコピーすると、以下のように一瞬で文字列を書き換えてくれます。
非常に簡単ですね。
今回はすべてのセルに検索文字列(社長)が組み込まれていますが、検索文字列が含まれない場合は、何も変化せず無視されます。
参考までに以下のように入力した際の結果も載せておきます。
=SUBSTITUTE(検索セル,”自動車”,”じどうしゃ”)
【自動車】が付いているトヨタと日産だけ【じどうしゃ】に書き換わっていますね。
VBAへの組み込み方法
また膨大なデータをエクセルで処理する際は、VBAを用いてこのような処理を行うこともあると思います。
ここではこのSUBSTITUTE関数をVBAに組み込む方法をご紹介します。
※VBAの使い方については以下の記事をご覧ください。
今回は先ほどご紹介したように、A列のすべてのセルを処理するように記述しています。
基本的にエクセルシートで使える関数はVBAではWorksheetFunction.を付ければシート上で使うのと同じ要領で使用することが可能です。
是非覚えておきましょう。
Sub substitute()
Dim i As Integer
i = 0
Do Until Cells(1 + i, 1) = ""
Cells(1 + i, 2) = WorksheetFunction.substitute(Cells(1 + i, 1), "社長", "会長")
i = i + 1
Loop
End Sub
おわりに
というわけで今回はエクセル業務に活用できるSUBSTITUTE関数をご紹介しました。
部署や役職名を書き換える際に是非ご活用ください。
エクセルは使い方次第でいくらでも効率化が可能です。
うまく活用し、日々の業務を効率化しておきましょう。
私のブログではエクセルを中心にさまざまな業務効率化スキルを紹介しています。
・業務をもっと効率的にこなしたい。
・早く帰って子供と遊びたい。
こんな思いを持っている方は、是非ほかの記事も読んでみてくださいね。
それではまた!
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