人によっては、エクセル作業=グラフ作成作業と言っても過言ではないと思います。
この記事は、そんなグラフ作成を頻繁に行う人に向けて、
◆グラフの軸タイトルを効率的に作成する方法
をご紹介していきます。
この記事で紹介する内容を、いつもあなたがグラフを作成するエクセルファイルに作成しておくだけで、作業効率が格段に上がります。
数行のVBAコードを記述するだけですので、ぜひ一緒にやってみましょう。
それではさっそくやっていきます！
はじめに
この記事ではVBAを使った効率化手法の紹介を行います。
「VBAの使い方がわからない」
という方は以下の記事を参考に、まずはVBAが使える環境を整えておきましょう。
また、今回はあらかじめ作成されているグラフに対して自動で軸のタイトルを作成する方法をご紹介していきます。
そのため、まずはグラフがないと始まりません。
というわけでまずはなんでも良いのでグラフを作成しておきましょう。
私は以下のような散布図を作成しました。
※このように、エクセルで単純にグラフを作成した際は、このようにX軸にもY軸にもその軸が何を表しているのかのタイトルは入っていません。
軸タイトル作成マクロを記述
グラフ作成ができた方は、以下のVBAコードを記述しましょう。
※コードの記述方法についても先ほど紹介した以下の記事に記載してあります。
【初心者用】エクセルマクロ（VBA)の始め方を詳細解説 – ヒガサラblog
Sub graph_axis()
'変数の型を宣言
Dim x_title As String
Dim y_title As String
'軸タイトルの入力
x_title = InputBox("X軸のタイトルを入力", Default:="X軸")
y_title = InputBox("Y軸のタイトルを入力", Default:="Y軸")
ActiveChart.Axes(xlCategory, xlPrimary).HasTitle = True
ActiveChart.Axes(xlCategory, xlPrimary).AxisTitle.Text = x_title
ActiveChart.Axes(xlValue, xlPrimary).HasTitle = True
ActiveChart.Axes(xlValue, xlPrimary).AxisTitle.Text = y_title
End Sub
マクロ実行ボタンの作成
コードの記述が終わったら、次はそのマクロを実行するボタンを作成しましょう。
ボタンの作成方法については、以下の記事をご覧ください。
私は以下のようなボタンを作成しました。
これで事前準備は完了です。
軸タイトル作成マクロの使い方
まずはグラフを作成した方は先ほどつくったグラフをクリックして選択状態にします。
選択状態になると以下の画像のように８方に白い〇が現れます。
あとはこの状態で先ほど作ったボタンを押すだけです。
「いざ、実行！！」
実行ボタンを押すとまずは以下のようなウィンドウが出現します。
この中にあなたが横軸のタイトルとしたい文字を入力していきます。
（今回はこのままX軸としておきます。）
入力が終わったらOKボタンを押します。
すると次は同じようにY軸のタイトルを入力するウィンドウが出現します。
ここもあなたが設定したいタイトルを入力します。
（ここも今回はこのままY軸としておきます。）
入力が終わったらOKボタンを押します。
すると、以下の画像のようにグラフの横軸、縦軸それぞれにさきほど入力した文字が入力されているはずです。
このボタンをいつもあなたがデータ整理なり、グラフ作成をするテンプレートファイルに作成しておくだけで、面倒なグラフ作成作業を大幅に効率化できるはずです。
おわりに
というわけで今回はグラフ作成を効率化するために、横軸＆縦軸のタイトルをボタンひとつで自動作成する方法についてご紹介しました。
おそらく数分でできたのではないでしょうか？
この数分が、今後のエクセル作業を何時間も短縮してくれるはずです。
このほかにも、このブログでは、エクセル（VBA)を中心に、様々な業務効率化スキルを紹介しています。
■業務の生産性を上げたい。
■早く帰って子供と遊びたい。
こんな人はぜひ他の記事も読んでみてください。
また、VBAを使ってこんなことがしたいんだけど、やり方がわからない、という悩みを抱えているかたは、お気軽にコメント欄から質問してください。
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最後に・・・
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