この記事では、以下の画像のように指定したデータから頻度分布を作成する方法をご紹介していきます。
またこの作業をVBA上で行うにはどうやれば良いかも解説していきます。
あなたの活用シーンに応じてご活用ください。
それではさっそくやっていきましょう!
FREQUENCY関数の使い方
エクセルには頻度を算出できるFREQUENCY関数というものがあらかじめ備わっています。
まずはこのFREQUENCY関数の使い方からご紹介します。
A:参照するデータB:頻度化する区間データ
ただしこの関数の出力はひとつではなく、複数のセルにまたがって出力することになりますので、通常のエクセル関数とは少し使い方が異なります。
実際の使い方は実演しながら説明していきます。
FREQUENCY関数での頻度分布を算出を実演
それでは実際にやっていきましょう。
1st.step
まずは区間データを作成しておきましょう。
今回は以下のように作成しました。
注意すべき点はFREQUENCY関数は区間データに記入した数値以下の数を算出する点です。
つまり1行目は19歳以下、2行目は29歳以下(&20歳以上)という感じで算出されます。
目的に応じてこの区間データの数値は適宜調整しましょう。
2nd.step
下準備がととのったところで、実際にFREQUENCY関数を使っていきます。
ひとつひとつの画像を確認しながら進めていきましょう。
まずは先ほど記入した区間データ内の人数を算出したいセルを以下の画像のように一括選択します。
次はその選択状態を維持した状態で=FREQUENCY(と入力します。
※'(‘は閉じなくてOKです。
すると上の画像のように何を入力すべきかの説明がでてきますので、指示に従ってデータ領域を入力していきます。
今回はデータ配列がC列の年齢データ、区間配列E列のデータですね。
というわけで実際に入力していきます。
※ここでEnterを押さないように気を付けましょう。
ここまで来たらこの状態でCtrl+Shift+Enterを同時に押します。
この作業をしないと一番上のセルにしか結果が出力できませんのでご注意ください。
これで完成です。
というわけで無事算出できましたね。
今回のFREQUENCY関数のように複数のセルに一括で数式を適用する際(例えば行列計算をするMMULT関数なんか)は先ほどのCtrl+Shift+Enterを押すことになっていますので、覚えておくと良いでしょう。
VBAでFREQUENCYを使用する方法
最後に先ほど紹介した作業をVBA上で実行するサンプルコードをご紹介します。
以下がそのコードです。
Sub frequency_macro()
data_range = Range("C2:C27")
section_range = Range("E2:E6")
Range("F2:F6") = WorksheetFunction.Frequency(data_range, section_range)
End Sub
基本的にWorksheetFunctionを使ってFREQUENCY関数を呼び出し、領域指定しているだけですね。
こいつを実行すると先ほどと全く同じ結果が算出されていることが確認できました。
おわりに
というわけで今回はデータから頻度分布のデータを作成する方法をご紹介しました。
データ分析の際などにぜひご活用ください。
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