「pythonのリストを使いこなせるようになりたい。」
この記事ではこんな人に向けて、超基礎的なところから、リストについて解説していきます。
pythonにおけるリストは、数値処理をしたり、画像処理をする際に活用できるものです。
つまり、ここを理解しておかなければ多くの部分でつまづくことになります。
ぜひこの記事を読んで、リストの概念、使い方をよく理解しておきましょう。
それでは早速やっていきます!
pythonにおけるリストの概念説明
リストとはいったいなんなのかを一言で表すなら、
【袋やカバンのようなもの】と私なら答えます。
ショッピングモールに買い物に行ったことを想定して説明していきます。
まず始めに、スーパーで、
①リンゴ②バナナ③イチゴ
を買ったとします。
そしてそれらをレジ袋に入れたとしましょう。
この状態をpython風に言うと、スーパーのレジ袋というリストの中に、①リンゴ②バナナ③イチゴが入っている状態です。
そしてそのレジ袋を持ってきていたカバンに入れたとします。
するとこの状態はpython風に言うと、カバンというリストに、スーパーのレジ袋というリストが入っている状態です。
ここまででいったんまとめると、リストの中には複数のものを一括で入れることができ、さらにそのリストを丸ごと別のリストに入れることもできるというわけです。
もう少し買い物することを想定してみましょう。
次は薬局に行ったとしましょう。
ここでは①せっけん②くすり
を買ったとします。
ここでもレジ袋をもらいこれらをその中に入れ、そしてそのレジ袋を先ほど同様にカバンに入れたとしましょう。
この状態をpython風に言うと、カバンというリストの中に、スーパーのレジ袋というリストと薬局のレジ袋というリストが入っている状態です。
ついでなので最後にメガネ屋さんでサングラスも買って帰りましょう。
買ったサングラスは、またしてもレジ袋に入れて、カバンにしまっておきましょう。
この状態を表すと以下の画像のようになります。
この状態さえ見える状態なっていれば、
〇2つめのレジ袋はどこのレジ袋ですか?
〇1つめのレジ袋の2つ目に入っているものは何ですか?
と聞かれれば、すぐに
〇薬局!
〇バナナ!
と答えれますよね。
この状態こそが、pythonでいうリストの概念を表したものです。
とはいえ、これだけでは意味がわからないでしょうから、この例を実際にpythonをつかって表してみましょう。
pythonにおけるリストの使用例
以下のコードは先ほどリストの概念を紹介したときの物語をそのままpythonコードに記述したものになります。
ひとつひとつ読んでいくとなんとなく意味がわかると思います。
#空のカバンを準備する
kaban=[]
#空のスーパーの袋を準備する
super_market=[]
#スーパーの袋に品物を入れる
super_market.append('ringo')
super_market.append('banana')
super_market.append('ichigo')
#スーパーの袋をカバンに入れる
kaban.append(super_market)
#空の薬局の袋を準備する
yakkyoku=[]
#薬局の袋に品物を入れる
yakkyoku.append('sekken')
yakkyoku.append('kusuri')
#薬局の袋をカバンに入れる
kaban.append(yakkyoku)
#空のメガネ屋の袋を準備する
meganeya=[]
#メガネ屋の袋に品物を入れる
meganeya.append('sun-glass')
#メガネ屋の袋をカバンに入れる
kaban.append(meganeya)
#以降は中身を確認してみる作業
print(super_market)
print(kaban)
print(super_market[1])
print(kaban[0])
print(kaban[0][1])
print(kaban[2][0])
◆コードのポイント解説①リストへ追加する方法
変数=[ ]
でリストを準備し、
変数.append(‘追加したいもの’)
でリストのものを入れていっています。
また、リストの中にリストを入れたい場合は
変数.append(変数)
とすれば、丸ごと放り込むことが出来ます。
(⇒kaban.append(super_market))
◆コードのポイント解説②リストの中身を確認する方法
リストの中身をすべて見たいときは、
print(見たいリスト名)
で見ることが出来ます。
また、リストの中身を一部を見たいときは
print(見たいリスト名[見たい場所の先頭からの番数])
今回のようにリストが二重になっている場合は、[]を二つ付けてあげれば、それぞれのリストに対して、先頭からの番数を指定できます。
※pythonは先頭が0番目として扱われますので注意してください。
まぁ、このへんの取り出し方については次の実際の実行結果を見るとわかりやすいでしょう。
サンプルコードの実行結果
というわけで最後に先ほど紹介したサンプルコードを実行してみましょう。
以下が実際の実行結果です
※今回はlist_test.pyという名前で保存しています。
2行目以降の以下の6行が以下のコードの出力結果に対応しています。
print(super_market)
print(kaban)
print(super_market[1])
print(kaban[0])
print(kaban[0][1])
print(kaban[2][0])
例えばkaban[0][1]は1店舗目で2番目に買った商品ですので、bananaが出力されています。
この結果を何度もよく見てみれば、リストからデータを取り出す方法はだいたい理解していただけるはずです。
おわりに
というわけで今回はpythonにおけるリストの概念、リストの使い方を初心者向けに詳細解説しました。
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