「VBAで格子線等を追加して、表の見栄えを良くしたい。」
この記事ではこんな悩みを解決します。
具体的には、以下の画像のようにシンプルにデータだけが記入されている状態から
①細い線で格子線を入れる
②太い線で外枠を入れる
③空欄のセルに斜線を入れる
という操作を実施することで、以下の画像ような状態にする方法をご紹介します。
それぞれの操作に対して、たったの1文のVBAコードを記述するだけです。
覚えておくと非常に便利ですので、ぜひ一緒にやってみましょう。
それでは早速やっていきます!
細い線で格子線を入れる方法
まずはじめに領域全体に格子線を入れる方法をご紹介します。
※線を入れる領域はあらかじめわかっていることを想定してVBAコードを記述しています。今回の場合はB2セル(cells(2,2))からC5セル(cells(5,3))
◆指定領域に格子線を入れるVBAコード
Sub make_line1()
Range(Cells(2, 2), Cells(5, 3)).Borders.Weight = xlThin
End Sub
領域を指定し、
.Borders.Weight = xlThin
を付けるだけです。
非常に簡単ですね。
以下が実際の実行結果です。
きちんと格子線だけが入っていますね。
※最後のThinの部分のMediumとかThichにすると線が太くなります。
興味があれば試してみましょう。
太い線で外枠を入れる方法
次に領域の外縁に太い線を入れる方法をご紹介します。
※ここでも線を入れる領域はあらかじめわかっていることを想定してVBAコードを記述しています。今回の場合はB2セル(cells(2,2))からC5セル(cells(5,3))
◆指定領域の外縁に太線を入れるVBAコード
Sub make_line2()
Range(Cells(2, 2), Cells(5, 3)).BorderAround Weight:=xlMedium
End Sub
領域を指定し、
.BorderAround Weight:=xlMedium
を付けるだけです。
以下が実行結果です。
※先ほどの結果の続きで実行しています。
先ほどの結果に太い外枠が追加されていることがわかります。
空欄のセルに斜線を入れる
最後に空欄セルに斜め線を入れる方法についてです。
※ここも空欄のセルがどこにあるかわかっているということを想定してコードを記述しています。
◆指定セル内部に斜線を入れるVBAコード
Sub make_line3()
Cells(3, 3).Borders(xlDiagonalDown).Weight = xlThin
End Sub
セルを指定し、
.Borders(xlDiagonalDown).Weight = xlThin
を付けるだけです。
※ここでも最後のThinの部分のMediumとかThichにすると線が太くなります。
あなたのエクセルの見栄えがよくなるものを自由に選択しましょう。
以下が実行結果です。
※先ほどの結果の続きで実行しています。
冒頭に説明したような形ができあがりました。
今回はマクロをそれぞれ分けて実行しましたが、もちろん一つのマクロにまとめることもできますので、データ集計などのマクロに追記しておけば、表の見栄えを整えるところまで一括でやってくれるようになります。
おわりに
というわけで今回はVBAを使って、指定した領域やセルに格子線や斜線を入れる方法をご紹介しました。
頻繁に使いたくなるスキルだと思いますので、ぜひブックマークしておいていただけると嬉しいです。
このように私のブログではエクセルスキルはもちろん、様々なプログラミングスキルを紹介しています。
・日々の残業時間を減らしたい。
・業務をもっと効率的にこなしたい。
・もっと勉強する時間を作りたい。
こんな思いを持っている人は、ぜひ他の記事も見てみてくださいね。
この記事が役に立ったという方は、ぜひ応援よろしくお願いします。
↓ 応援ボタン
それではまた!
コメント