このページでは、Pythonを使って、比熱、質量、入熱量といった情報から、その物体の温度上昇履歴を算出する方法をご紹介していきます。
それではさっそくやっていきましょう。
必要な情報を指定する
まず始めに、温度上昇履歴を計算するためには必要な情報を指定してあげる必要があります。
今回は以下のように指定してあげました。
(鉄を想定しています。)
〇比熱 J/kg・K
specific_heat=444
〇質量 kg
mass=100
〇入熱量 W
input_heat=1000
〇計算時間 second
time=1000
Pythonで温度上昇履歴を計算する
先ほどの情報を使って温度上昇履歴をPython計算してみましょう。
以下がそのサンプルコードです。
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
file_name='sample.jpg'
img=cv2.imread(file_name,cv2.IMREAD_GRAYSCALE)
specific_heat=444#J/kg・K
mass=100#kg
input_heat=1000#W
heat_capacity=specific_heat*mass#J/K
calc_time=100#sec
initial_temp=30#deg
time=1000#second
temp_list=[]
temperature=initial_temp
for i in range(time):
deltaT=input_heat/heat_capacity
temperature +=deltaT
temp_list.append(temperature)
temp_list=np.array(temp_list)
time_array=np.linspace(0,time,time)
plt.plot(time_array,temp_list,color='red', linestyle='dashed', linewidth = 2.0, label='temperature')
plt.legend(loc='upper left', fontsize=14)
plt.xlabel('time[sec.]',color='black',fontsize=14)
plt.ylabel('temperature[degC]',color='black',fontsize=14)
plt.savefig('temp.jpg', dpi=300)
plt.show()
サンプルコードの実行結果
先ほどのコードを実行すると、実行フォルダには以下の画像が出力されていました。
鉄は1kWであたため続けるとだいたい1000秒後には53度くらいになるってことですね。
おわりに
というわけで今回はpythonを使って、物体の温度上昇履歴を算出する方法をご紹介しました。
機械設計の際などにぜひご活用ください。
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